痛みなどのリスクが少なく、痩身、美容、癒し効果まであるラジオ波エステはストレスを抱えがちな現代に最適なエステ手法だといえます。ラジオ波機器を取り入れたエステとしては痩身メニューが定番となっていますが、フェイシャルエステにも有効です。
本記事では、ラジオ波エステの仕組みやメカニズムなどの基礎知識からフェイシャル効果、ラジオ波エステによるメリット・デメリットまで解説しています。ラジオ波エステに興味がある、今後導入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
ラジオ波とは?
ラジオ波機器は電磁波を用いたもので、通常のラジオと同じ周波数28~300ⅯHzを使用していることから、その名がつきました。また、radio frequencyの略でRFとも呼ばれています。
ラジオ波機器には+極と-極の器具が別々についており、深い層まで届く「モノポーラ式」、+極と-極の距離が短く皮膚の浅い部分にアプローチする「バイポーラ式」、電極が3つ以上あり皮膚の浅い部分、深い部分両方に対応できる「マルチポーラ式」の3種類があります。
元々はがん治療など医療の場で活用されていましたが、さまざまな効果が得られることから美容・エステ業界でも利用されるようになりました。
ラジオ波エステのメカニズムと効果
ラジオ波を用いたエステは、+極と-極で施術箇所を挟みラジオ波を流して行います。両側から刺激することで、身体の深部までアプローチが可能です。
ラジオ波を照射すると「ジュール熱」が発生し体温が上昇します。この温熱効果によって、万能タンパク質ともいわれている「ヒートショックプロテイン(HSP)」が生成されます。HSPはストレスやその他の要因で損傷した細胞を正常に機能するよう働きかけるため、その結果、基礎代謝のアップが期待できます。しかも入浴など外側からではなく、電子レンジのように内側から温めるため、施術後も効果が継続しやすいのが特徴です。
ラジオ波エステによる効果は基礎代謝アップの他にも、脂肪燃焼、セルライト分解促進、肩こり改善、体質改善、リラクゼーション、むくみ解消、美肌効果、リフトアップなどが期待できます。
EMSエステとの違い
痩身エステやフェイシャルエステ機器としては、EMSも定番となっています。EMSは「Electric Muscle Stimulation」の略で、低周波を流して筋肉を刺激し血流を促進できる施術です。皮膚抵抗を生じるため、ピリピリとした刺激があります。
ラジオ波が身体の内部から温めるのに対して、EMSは強制的に筋トレを行うイメージです。低周波による刺激で筋肉を増大させることで、体質改善や基礎代謝のアップなどが期待できます。
EMSを用いたフェイシャルエステは、フェイスラインを整えたり、シワ、しみ、むくみを予防したりする効果が期待できます。
EMSの詳細は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
光エステとの違い
脱毛エステで知られている光エステも、フェイシャルエステに有効なエステ機器です。光エステは、レーザーよりも弱い光のIPLやLEDなどの光を肌に照射する施術で、「LEDフェイシャル」とも表記されています。痛みなどの肌刺激はほとんどないものの、出力強度によってはパチンと輪ゴムで弾かれた程度の痛みを感じる場合もあります。
光は色の種類によって効果が異なり、赤色の近赤外線は肌の弾力を向上、黄色はメラニンの排出、緑色は肌の透明感を向上、青色は殺菌効果でニキビ対策になるといわれています。光を選ぶことで、目的に合わせたメニュー設定が可能です。
ラジオ波を活用したフェイシャルエステの効果
ラジオ波を活用した施術で期待できる主なフェイシャル効果は以下の4つが挙げられます。
むくみ改善
血行が促進されることで老廃物の排出がスムーズになり、むくみ改善の効果が期待できます。
リフトアップ
温熱効果によって筋肉がほぐれるうえ、HSPによる分解抑制で、コラーゲンを生成しやすい環境を整え筋肉や肌の弾力、柔軟性が回復する効果が期待できます。続けることで、リフトアップ効果が見込めるでしょう。
小顔
脂肪燃焼、老廃物の排出が促進されることで、フェイスラインが整い、小顔効果が期待できます。
加齢による肌トラブルの改善
HSPによって細胞が修復されるため、肌サイクルが正常化します。加齢による肌トラブルの改善、予防が見込めるでしょう。
フェイシャルエステ機器の詳細は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
ラジオ波エステのメリットとデメリット
痩身だけでなく、フェイシャルケアも期待できるラジオ波エステはいいこと尽くしに思えますが、デメリットもあります。ラジオ波エステのメリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
ラジオ波エステによるメリット
身体を芯から温める施術で多くの効果が期待されるラジオ波のエステには、大きく5つのメリットがあります。
- 温熱によるHSP生成
- 冷え性の改善や脂肪燃焼しやすくなるなど体質改善の効果が期待できる
- 疲労回復、自律神経の正常化などリラクゼーション
- 施術の効果が継続しやすい
- 痛みなどの負担が少ない
ラジオ波エステによるデメリット
ラジオ波エステでの注意点などデメリットは以下の5つがあります。
- フェイシャルエステはメイクを落とす必要がある
- 持病や体調によっては施術できない
- フェイシャルの施術直後は直射日光を避けるなどケアが必要
- 効果が実感できるまで時間がかかるケースがある
- 施術が適切でないと、赤みや火傷を負うリスクがある
ラジオ波エステは施術による痛みなどのリスクが少ないものの、ジェルの使用量や照射時間、施術範囲を適切に行わなければ、火傷、赤みのリスクがあります。
ラジオ波エステの詳細は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
フェイシャルにも効果的なラジオ波エステは、適切な施術でほぼ負担なし
電磁波を身体の深部まで届けるラジオ波エステは加熱効果によって、代謝アップをはじめ、血行促進、むくみ改善、リフトアップなどの効果が期待できフェイシャル効果が高く、施術後も継続するのが特徴です。痛みもないため、照射時間や範囲を適切に行い、禁忌条件を厳守すれば、負担はほとんどありません。
ラジオ波エステのように低リスクで多くの効果を期待できるのが、「GROTTY PRO」と「RELEASE CUTTER」です。
「GROTTY PRO」は、近赤外線と音響振動を用いて全身の美容ケアを行います。また、「RELEASE CUTTER」は4D ECMSと専用グローブを使用し、スクリュー状の4D電流が深層筋膜にアプローチします。独自の技術を用いたエステ機器でありながら、シンプルな操作と現行メニューへの高い適応力によって、エステサロンの目玉を容易に作ることができます。どちらも無料体験会や出張デモを実施していますので、一度お試しください。(※「GROTTY PRO」「RELEASE CUTTER」は医療機器ではありません)