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痩身エステの定番、EMSの仕組みと驚きの効果からメニュー活用、リスク対策まで解説

痩身エステの定番、EMSの仕組みと驚きの効果からメニュー活用、リスク対策まで解説

EMSは痩身機器として、家庭用、エステ用、医療用と幅広く活用されています。しかし、痩身につながるメカニズムや期待できる効果については、きちんと把握していない人も少なくないでしょう。

本記事ではEMSと痩身についてのメカニズムと効果、リスク・注意点の対策を解説します。安全で効果的なEMS痩身エステを取り入れる際の参考にしてください。

そもそもEMSとは?

そもそもEMSとは?

エステ機器としておなじみのEMSは「Electrical Muscle Stimulation(電気による筋肉刺激)」を略した名称です。元々は医療現場で、自力では動けない患者さんのリハビリに利用されていました。

筋肉が脳からの命令を電気信号で受け取ることで収縮する仕組みを利用したのがEMSです。外部から電気刺激を与えて筋肉を強制的に動かすことができるため、リハビリだけでなくトレーニング、痩身エステと活用の場が増えています。

EMSの詳細については以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

EMSによる痩身エステの効果

EMSによる痩身エステの効果

EMSは筋肉を強制的に収縮させる痩身エステで活用されることが多いエステ機器です。周波数によって刺激する筋肉の場所が異なるため、目的に合わせて使い分けるとより高い効果が期待できます。ここでは、EMSのメカニズムと具体的な効果について紹介します。

EMSの痩身メカニズムと期待される効果

電気によって強制的に筋肉を動かすことのできるEMSは、低周波(0,1Hz~1,000Hz)、中周波(1,000Hz~10,000Hz)、高周波(10,000Hz以上)の3つの周波数に分かれています。

低周波は皮下数mmまでしか届かず、表層の筋肉運動を起こせるため、二の腕やフェイスラインなど見た目をすっきりさせるときに活用します。皮膚抵抗が強く、ピリピリした痛みを感じやすいのが特徴です。

中周波は皮下2〜3cmまで届き、表層の筋肉は動きにくくなります。リンパの流れを促す効果が期待できます。また、低周波では届きにくい太ももやお腹のケアのために活用されることも多いでしょう。低周波に比べて皮膚抵抗は和らぎますが、強度を上げると痛みを感じることもあります。

高周波は皮下約10cmまで届き、表層筋肉は動かず皮膚抵抗もほとんどありません。インナーマッスルを刺激することができるため、姿勢や体質改善の効果が期待できます。

運動習慣のない人のエネルギーを消費しやすい身体づくりに最適

EMSを使用することでカロリーが消費され、直接的に痩せるというわけではありません。EMSでさまざまな筋肉を収縮し増強させることで、よりエネルギーを消費しやすい身体になり、結果として痩身につながります。

POINT

慶應義塾大学のEMSによる筋肉増強と損傷の研究によると、日常的な運動習慣のない人でも筋肉増強と持久力アップの効果が期待できることが報告されています。EMSは、まさに運動不足の人にうってつけのエステ機器といえるでしょう。

痩身エステ機器、キャビテーションとの違い

痩身エステ機器、キャビテーションとの違い

EMSと並ぶ痩身エステ機器として知られているのが、キャビテーションです。しかし、仕組みや効果はEMSと同じではありません。ここでは、EMSとキャビテーションの違いや施術への取り入れ方について紹介します。

脂肪細胞にアタックするキャビテーション

キャビテーションは「空洞現象」ともいわれており、機械洗浄にも使われるほど破壊力が強い超音波です。動いた拍子に膝が「ポキッ」と音を立てることがありますが、それは関節内で気泡がはじけるときの音で、これも空洞現象のひとつです。

EMSが電気で筋肉を収縮させることで増強するのに対して、キャビテーションは超音波で脂肪細胞に気泡(衝撃波バブル)を発生させてはじけさせることで、脂肪細胞を傷つけ縮小することを目的としています。

セルライトの改善サポートやウエストシェイプに効果

キャビテーションは脂肪細胞に直接アタックするためセルライトの改善効果が期待できますが、血行やリンパの流れを改善したりエネルギー消費をしたりしなければ、また戻ってしまいます。

そこで、EMSなどの機器と併用することで、効果を実感しやすくなります。特に脂肪が多いお腹まわりはサイズダウンを感じやすい場所なので、特別な日の前に引き締めエステとして有効です。

痩身エステ機器の詳細は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

EMSの痩身エステメニュー

EMSの痩身エステメニュー

EMSが取り入れられている、主な痩身エステメニューは以下の通りです。

  • キャビテーションなど他の痩身エステ機器とセット
  • ヒートマットなど温めケアとのセット
  • EMS単体・全身
  • EMS単体・部位

EMS機器は単体よりも、他のマシンやケアと組み合わせたメニューが多く見られます。痩身効果をしっかり得たい場合はキャビテーションなど他の機器とのセット、凝りやむくみ改善も取り入れたいなら温めケアとのセットなど、より細かい目的に応じたメニューづくりが行えます。組み合わせることで効果が得やすくなることもポイントです。

また、あえてEMSの単体メニューをつくることで、お客様に合わせて他のメニューとカスタマイズした特別メニューを提案できます。

EMS痩身エステの料金相場

EMSを用いた痩身エステは他の機器やケアとセットメニューか、EMS単体のメニューになります。料金の相場は以下の通りです。

  • 他のマシンやハンドケアとのセット:5,000円~1万5000円
  • EMS単体全身:5,000円~8,000円
  • EMS単体部位:3,000円~5,000円

初回限定やお試し料金、クーポンなどを提供し、3,000円~5,000円でEMSの効果を体感してもらうとよいでしょう。ただし、EMSはジェルなどの消耗品も必要になるため、料金はランニングコストも考慮したうえで設定する必要があります。

EMS痩身エステのリスクと対策

EMS痩身エステのリスクと対策

電気で筋肉を刺激するEMSの痩身エステには下記のようなリスク・注意点があります。

  • 体調や持病の有無によって施術できないことがある
  • 痛みや倦怠感が出ることがある
  • 火傷、水ぶくれを発症することがある
特に二日酔いや発熱などの体調不良、妊娠時、心臓疾患、ペースメーカーなど医療用機器を使用している、施術部位に皮膚疾患や傷、タトゥー、金属が入っている場合は施術できません。そのため、事前にお客様に確認が必要です。

EMSにおけるリスク対策

安全にEMS痩身エステを行うための対策5つを紹介します。

出力調整や施術時間、禁忌条件など使用方法の徹底研修

上記の禁忌条件の厳守はもちろんですが、EMSの効果は出力強度と刺激時間によって決まるため、強度を上げた状態で長時間使うと火傷などが発症するリスクが高まります。

リスク説明や肌質など個人差を把握する丁寧なカウンセリング

皮膚が乾燥していると痛みを感じやすいため、施術日の体調や肌の状態、施術回数など詳細にカウンセリングをすることで、最適な出力強度に調整します。

保湿ケアやヒートマットとの併用

乾燥や冷えを緩和することで、痛みの軽減につながります。

適切なジェルの使用と肌の密着維持

ジェルが少なかったり、肌との接触面が狭かったりすると、火傷などが起こりやすくなります。

ダウンタイムを考慮した余裕あるスケジュール

施術後の経過は個人差があります。ダウンタイムギリギリではなく、余裕を持ったスケジュールを立てて、安全にケアを進めましょう。

EMSは痩身効果を考慮し、目的に合わせたメニューづくりと正しい使用を!

筋肉そのものに働きかけるEMSは筋トレや脂肪分解のサポート、代謝アップ、体質改善など多くの痩身につながる効果が期待できます。肌と密着させる施術のため、痛み・火傷などのリスク対策を万全にしたうえで、安全に施術を行いましょう。

「GROTTY PRO」と「RELEASE CUTTER」は独自の技術を用いながら、シンプルな操作性とメニューの汎用性、施術効果の高さで信頼を得ています。痩身エステ機器の導入をご検討される際は、ぜひ、無料体験会や出張デモでお試しください。(※「GROTTY PRO」「RELEASE CUTTER」は医療機器ではありません)

GROTTY PRO(グロッティプロ)
RELEASE CUTTER(リリースカッター)