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売れるエステメニューの作り方とは?意識するポイントや注意点も解説

売れるエステメニューの作り方とは?意識するポイントや注意点も解説

安定したエステサロン経営を行うには、メニュー作りが重要です。エステメニューはただの施術名ではなく、他店との差別化を図り、お客様に選ばれやすくなるよう意図をもって工夫して作る必要があります。

本記事では、売れるエステメニューを作るために必要なことを解説します。
メニュー作成プロセスをはじめ、メニューの種類や特徴、メニュー構成の工夫や戦略、メニュー作成のポイントや注意点を広く紹介します。

売れるエステメニュー作成の基本プロセス

売れるエステメニュー作成の基本プロセス

売れるエステメニュー作成のため、基本的なプロセスとポイントを紹介します。

  1. ターゲットを明確化する:メニューを提供する対象を定め、具体的にどのような悩みやニーズがあるか掘り下げる
  2. 他店との差別化を図る:自エステサロンの強みや特性を生かし、オリジナルの魅力を打ち出す
  3. わかりやすいネーミングにする:メニュー名からサービス内容が直感的に連想できるよう、わかりやすい名前を選定する
  4. 価格を決定する:近隣の価格相場を踏まえつつ、価格競争に陥らず、価格の安さよりもエステサロンの価値を提供する
  5. サブメニューを作る:トレンドや海外のメニューなどを取り入れ新鮮さを保ちつつ、質の高さも維持する配慮が必要
  6. 利用者の要望を取り入れ、サービスを改善する:お客様の声を定期的に分析し、サービスの質を向上させる

まずは柱となる基本メニューを作成します。その後、リピート率を上げるためのメニューやトレンドを意識した新メニューなど、定期的に新しいメニューも取り入れると、さらに魅力を増すことができるでしょう。また、継続的な見直しと改善により、売れるメニューが生まれやすくなります。

エステサロンのリピート率についての詳細は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

エステメニューを構成する主な施術の種類と特徴

ここで、主要なエステメニューについて紹介します。ジャンルごとに、それぞれのターゲットや各メニューの施術内容と効果について一覧にしました。ご自身のエステサロンの強みを生かせるジャンル・ターゲットから、提供するものを選択しましょう。

ジャンル ターゲット 施術内容 効果
フェイシャル 肌悩みを改善したい人(毛穴・ハリ・ツヤ・保湿・肌の明るさなど) ・全顔、背中やデコルテから行うことも
・肌状態に合わせた化粧品の使用
・ハンド技術
・超音波・高周波・低周波・イオン導入などの美容機器の使用
・美肌
・小顔
・リフトケア
ボディ 痩せたい人(全身痩せ・部分痩せ) ・全身またはパーツ
・ハンド技術
・超音波・高周波・低周波・冷却などの美容機器の使用
・基礎代謝の向上
・脂肪燃焼のサポート
・パーツ別のボディメイク
脱毛 体毛をなくしたい人 ・光の照射
・ジェルの塗布
・抑毛

売れるエステメニューの構成パターン

売れるエステメニューの構成パターン

売れるエステメニューは、ある程度決まった構成パターンでお客様のニーズを満たしています。例えば、以下のようなパターンがあります。

  • 定番メニュー:エステサロンの代表的な施術、ターゲットの悩みに応える内容
  • リピーター向けメニュー:対象の限定や特典により特別感を演出する内容
  • 最新トレンドの組み合わせ:旬の内容やネーミングを取り入れることで、新鮮さと流行への感度の高さをアピールするもの
  • 顧客満足度を高めるメニュー組み合わせ:個別のニーズに応えカスタマイズすることで満足度を高めるもの

基本的にはターゲットの悩みに合わせエステサロンの売りとなる施術を組み合わせた「定番メニュー」を提供します。リピーターには「リピーターだけが利用できるメニュー」や「誕生日特典メニュー・オプション」などを用意。マンネリ化防止やニーズ・トレンドに合わせ、オプションや追加メニューとして「最新トレンド」を取り入れるのもよいでしょう。

POINT

また、お客様の話に耳を傾け、悩みに対する適切な提案を行うことで、リピート率を向上させることにつながります。オリジナルの組み合わせメニューなど、付加価値の高い「顧客満足度を向上させるメニュー」を提供することも効果的でしょう。

エステメニュー作成時の注意点

エステメニュー作成時の注意点

エステメニューを作成する際には、意識すべき重要なポイントがあります。以下に、効果的なエステメニュー作成に必要な注意点を紹介します。

ターゲットに合わせたメニューを考える

  • ターゲットを細かくイメージする:年齢・性別・職業・収入・趣味・価値観・好み・性格・ライフスタイルから悩み、来店動機を明確にする
  • ターゲットの悩みに応えることを意識してメニュー作成する

メニュー名のつけ方を工夫する

  • エステサロンの強みがわかる名前:得意分野・他店との違いがわかるネーミングにし、差別化を図る
  • 悩みに対して効果がわかるシンプルな名前にする:「メニューがわかりにくいとエステサロン来店前の時点でお店を変えようと思う」というデータもあるため、イメージしづらい複雑な名前は避ける
  • 具体性を持たせる:「フェイシャル」は「毛穴ケア」「乾燥・保湿」のように具体的な悩みに対応したものに変え、「痩身」なら「脚痩せ」「太もも」などの具体的部位を入れるとわかりやすい
  • トレンドワードを盛り込む:美容トレンドワードをチェック、時代に合った新鮮さが生まれる
  • 施術時間は入れない:施術時間が長いほどお得感を感じる人もいるが、施術の質や効果を時間で判断されてしまうデメリットがある

特別感やお得感を演出する

  • オプションの充実:飽きられてしまわないよう、時代遅れ感を出さないよう、定期的にオプションや追加メニューを見直す。例えば、海外で流行しているメニューをいち早く取り入れることも大切
  • コースメニューを作る:単体メニューを組み合わせてお得感を演出し、単価アップにもつなげる。例えば、「フェイシャル+ヘッドスパ」「上半身+下半身、足裏+太もも+ふくらはぎ」などの組み合わせができる
  • 特別感を演出:数量限定、季節限定、VIP限定メニューを設定することで、希少価値を高め、お客様に特別感を体験してもらう

料金の適正化に努める

  • 単価・相場ばかり気にしない:近隣の市場調査は大切だが、あまりにも低価格にすると数をこなさないと利益が出ず、いずれ経営難に陥ってしまう。適正価格を心がけ、価格以上の満足度を提供する
  • 目標の売上・客数を参考に単価を出す:【客単価=目標売上÷客数】。1つのメニューだけでなくオプションも組み合わせると、単価を上げることができる
  • 原価を細かく計算する:【利益=売上-経費(固定費・広告宣伝費・人件費・雑費)】。利益率は15〜20%程度が目安

参考:顧客満足度調査(MOT)図表集(エステサロン編)|ホットペッパービューティアカデミー

ターゲットの悩みを解決するエステメニューを作ろう

売れるエステメニュー作りには、独自性を打ち出しながらも、お客様のニーズや悩みに寄り添ったメニュー内容にすることが大切です。他店との差別化のためにも自エステサロンの強みを生かしつつ、ターゲットの悩みに対する効果がわかりやすいネーミングを意識し、メニューを作成しましょう。

POINT

エステの施術には、ハンドエステとマシンエステの2つの大きなカテゴリーがあります。ハンドエステは高いリラックス効果が期待できる一方、施術者による技術力のばらつきや離職が課題です。マシンエステは1台で複数のメニューを作成できるものもあり、新人でも操作を覚えれば一定の効果が期待でき、お客様のリピート率向上にもつながります。施術効果が高くターゲットの興味を引く機器の導入もおすすめです。

プロラボソリューションでは、1台で多彩なメニューに対応可能なエステ機器を取り揃えています。「GROTTY PRO」は近赤外線と音響振動でフェイシャル、痩身、スカルプと多彩なアプローチができる美容マシンです。「RELEASE CUTTER」は施術時間の短縮によりスタッフの施術の負担を軽減し、技術ムラの無い手技を提供できます。

他店との差別化やリピート率向上を図りたいエステサロンオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。無料体験会を実施しています。

GROTTY PRO(グロッティプロ)
RELEASE CUTTER(リリースカッター)