フェイシャルエステはエステティシャンによるマッサージがメインという時代ではありません。今やフェイシャルエステも、最新技術を取り入れた機器を用いたメニューが豊富です。本記事では、フェイシャルエステの業務用最新機器の種類や、仕組み、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
なお、エステ機器全般については以下の記事で詳しく解説しています。
フェイシャルエステの基本と最新トレンド
まずはエステの定義や分類など基本について知っておきましょう。
エステのメニューは大きく3つ
今や身近な存在となっているエステですが、じつは総務省の日本標準産業分類にて「手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整える等の指導又は施術を行う事業所」と定められており、メニューについても、一般社団法人日本エステティック振興協議会において「スキンケア、プロポーションメイキング 、リラクセーション等の施術および指導」とはっきり3つに分類されています。
エステメニューの中でも、スキンケアであるフェイシャルエステの人気は高く、看板メニューといえる存在です。
細分化している業務用フェイシャルエステ機器の種類
最新のトレンドとなる業務用フェイシャルエステ機器は大きく6種類あり、それぞれの目的と仕組み、メリット・デメリットは以下のとおりです。
ハイドロピーリング
目的と仕組み:痛みの少ないピーリングと水流を利用した施術です。クレンジング、ピーリング、毛穴吸引で普段落としきれない汚れや角質を除去し、軟化した肌の保湿、美容液導入などを行います。
- メリット:肌への負担が少なく、ダウンタイムの短縮、オイリー・乾燥・混合肌など多くの肌質に適用可能であり、毛穴開きや乾燥など複数のトラブル改善が見込める。
- デメリット:ケア後に日焼け対策が必要、炎症やピーリング施術を受けた直後など肌の状態によっては受けられないことがある。
イオン導入美顔器
目的と仕組み:美容液に配合された成分をより深く肌のすみずみまで届ける美容方法で、マイナス(−)やプラス(+)の電気を帯びた美容液を、イオン導入器から発せられた電気の力で浸透させます。
- メリット:美容成分をより深部まで大量に浸透できる、部分的なケア、肌状態に合った成分を選んだ細かなケアの実現など。
- デメリット:ヒアルロン酸やセラミドといった分子量の大きい成分を浸透させることはできない、導入時間、電流の強さが適切でないと肌にダメージを与えるリスクがある。
EMS美顔器
目的と仕組み:スキンケアやリフトアップ効果を目的とし、EMS(Electrical Muscle Stimulation)と呼ばれる電気的筋肉刺激を利用した施術を行う機器です。
- メリット:自発的に動かしにくい筋肉を刺激できる、微弱な電流と筋肉収縮によって血行改善、スキンケアなどの効果も期待できる。
- デメリット:施術頻度が多すぎると肌や筋肉にダメージを与える、目や耳の近くなど施術できない場所がある、金属類を外すなど施術の際に注意が必要。
ラジオ波美顔器
目的と仕組み:肌のくすみやむくみ,たるみ,シワの改善を目的としており、ラジオ波(Radio Frequency)と呼ばれる高周波を用いて施術を行います。
※ここでは医療用機器ではなくエステサロン向け美容機器のラジオ波美顔器について解説しています
- メリット:ラジオ波をあてることで発生するジュール熱によって、血液やリンパの流れが促される仕組みを利用しているため肌への負担が少なく、肌が弱い方にも使用可能。
- デメリット:肌を守るための専用ゲルが必要なこと、炎症や傷がある、化粧品アレルギー、心臓疾患などの持病がある、妊娠中もしくは授乳中など施術できない場合がある。
超音波美顔器
目的と仕組み:ディープクレンジングやマッサージ、リフトケアを目的としており、エコー検査や歯科治療でも使われている超音波振動をエステ機器に応用し、施術を行います。美顔器の周波数は1~8MHzです。
- メリット:普段除去しにくい汚れや角質がとれることで肌質の改善、むくみ改善など多数の効果が期待できること、肌への負担がほとんどない。
- デメリット:施術の際、専用のゲルが必要となる、ニキビや炎症があるなど施術できない場合がある、施術頻度及び時間が適切でないと肌にダメージを与えることもあるなど。
LED美顔器
目的と仕組み:LEDの光を肌に照射することで、ニキビなどの肌トラブル改善や肌の血行改善、美肌効果を目的とした機器です。光の種類によって肌に対する効果が異なるとされています。
- メリット:有害な紫外線を含まないため肌にほとんどダメージがないこと、専用ジェルを用いない、赤色は肌の弾力を向上など、光の種類を変えることで様々なトラブルに対応できる。
- デメリット:適切な施術頻度及び時間でないとダメージを与える、有効な波長のみを出力しているか確認が必要。
業務用フェイシャルエステ機器の選び方
フェイシャルエステも、ケアの目的によって機器を使い分ける時代です。サロン経営にとって、機器導入は最重要項目といってもオーバーではありません。
経営の要、機器選びの6ポイント
機器選びではコスト面に目がいきがちですが、それ以外で選ぶポイントとして次の6項目があげられます。
- サロンのメニューと合致している
- 機器の操作性
- 購入前に体験できる
- 投資費用回収期間の目安
- 製造元と耐久性の確認
- 保証、アフターサービス
後半の4~6項目は導入後の経営や修理など管理コストのチェックです。安価で導入しやすくても耐久性が低ければ、頻繁に修理が必要となりコストがかさむだけでなく、稼働率も下がります。
おすすめの業務用エステ機器
フェイシャルエステにも効果を発揮する、プロラボソリューションのエステ機器を紹介します。
1500以上の医療機関で導入されているGROTTY PRO(グロッティプロ)
医療技術を応用し、美容業界用にリニューアルした「GROTTY PRO」は美容整形外科や美容クリニックなどからも評価され、次世代の再生美容機器として期待が高まっています。(※本製品は医療機器ではありません)
皮膚のなかにも届くLEDライト「近赤外線」と皮膚の表面にゆらぎを与える「音響振動」のダブル技術、さらにGROTTY PRO FACIAL、GROTTY PRO SCALP、GROTTY PRO SLIMという3タイプの再生美容トリートメントを組み合わせることで、より細やかなケアの対応が実現しました。無料のマシン講習会と体験会が開催されているので、一度、実際に試してみてはいかがでしょうか。
GROTTY PROのより詳細な情報はこちらからご覧ください。
4D ECMSで、革新的な筋膜ケアを行うRELEASE CUTTER(リリースカッター)
独自開発のスクリュー状4D電流ECMSで、頭皮や顔だけでなく、首、背中など全身を施術できるトータルケア機器「RELEASE CUTTER」も注目です。
従来のEMSとは異なる渦状の電流が筋肉の深部までダイレクトにアタックし、専用手袋「カップリング・グローブ」を用いることでエステティシャンの手技との相乗効果が得やすくなります。全国出張デモや無料体験会を実施しています。
RELEASE CUTTERのより詳細な情報はこちらからご覧ください。
まとめ:フェイシャルエステは最新技術で細分化ケア
フェイシャルエステは手技だけでなく、イオンやEMS、LED、超音波などの最新技術を用いた専用機器によるケアも取り入れるメニューが主流となっています。人の手が持つ温かみと癒し効果、機器によるコアなケアの両立は今後、ますます拡大すると考えられます。
プロラボソリューションが提供する「GROTTY PRO(グロッティプロ)」と「RELEASE CUTTER(リリースカッター)」は、革新的な技術と多数の導入実績のあるエステ機器です。フェイシャルはもちろん、全身へのアプローチが可能で、素早い効果実感による顧客満足度やリピート率の高さ、売上アップの実績を多数有しています。無料体験会も開催していますので、ぜひ一度お試しください。